ねーちゃんはさくらが好きや。今年はついにさくらの本拠地、吉野へ向かうことにしたらしい。人生初吉野、さて、って検索したらえらいややこしいんやわ、吉野口、とか吉野神宮、とか吉野、とか駅がいっぱいあって、ばすもなんやらようわからんくて、ほんでひと様のぶろぐみても広告うじゃああ出てくるし、もうええわ、とりあえず吉野行ったらどうにかなるやろ、ゆうて、なんも見んと、出かけた。
朝7時10分大阪阿倍野発の急行に乗る。橿原神宮以降各駅停車、急行とは…?となりつつそこは山間部のゆっくり電車、ちいめだ、ほこら、拾い放題♪ 8時54分着、やったかな、まあ約2時間といったところやね。
ばすよう分からんし乗られへんかったら歩いたらええねんやろ、てねーちゃんゆうてたけど、駅についたら目の前でばすが待っててくれて、さくーっと「中千本」というところまで連れてってくれた。さくらしーずんはじゃんじゃんばす走ってるらしいからあんまり気にせんでええ、ということや。
「中千本」からもちょっとだけ歩いた「竹林院前」ゆうとこから「奥千本」までばすが出てるねんけど、ここは行列ができており、「並ぶのと歩くのとまあだいたい同じぐらい」、て言われたから、さいですかー、ゆうて元気よく歩きはじめた…
んやけどうそやでー!!ぜったいうそー!!ぜったいばす乗ったほうがいい!!ものっそい急こう配なんやわ!ずーっと上り坂!5分ほど歩いたところでねーちゃん全身これ心臓、みたいな動悸と息切れにおそわれて無理…これ無理…引き返す…って弱音はいたんや…
肩で息してたちすくむねーちゃんのかたわらを談笑しながらとおりすぎてゆくねーちゃんより年配の方々…なんなん…すごない…?ねーちゃんもふだん歩いてへんことないで?堺まで歩いてみたり尼崎から歩いて帰ってきたり、あほみたいなことばっかりしてるんや、これはまけてられへんで!と右手にすらいむ、左手にほいちゃんを握りしめ、目のまえの一歩に集中して、ゆっくりゆっくり、再び歩きはじめた…のだった(♪ろっきーのてーま)
そもそも下千本、中千本、上千本のさくらはもう散りはじめており、ようやくお!と思える光景に出会えたのは吉野水分神社のあたり。1週間ほどおそかったんかな。
これはその吉野水分神社の境内。門前にすわってたおじさんが中のさくらきれいやでえ、って教えてくれたからほな階段がんばってのぼるわー、ゆうてむりくり立ち寄ったとこ。ほんまは一歩でもよぶんに歩きたくない…と思っていた。この時点でまだ半分なんやもん。
ようやく上り坂にも少し慣れたころ、金峯神社の修行門がどどーんと見えてくる。「奥千本」行きのばすが着くとこ。この時点で11時。1時間半ほどかかったね。で、奥千本のさくらは修行門をくぐった先、「西行庵」のあたりから「安禅寺蔵王堂跡」ゆうとこまで歩かなあかんねん。修行門のとこにおった人が、「西行庵まで20分ぐらい、上り坂やけど」てゆわはったから、20分ぐらいやったら、と思って歩きはじめた…
んやけどうそやでー!!ぜったいうそー!!しかもこんな道やで!まさに修行!
昨日の雨でぬかるんだところもあるし、てすりにしがみついて一歩ずつのぼっていくしかない。うっそうとした杉の木立を抜けたらそこにはようやく奥千本のさくらが!
そんなわけで献木1本5まんえん!いかがですか!
修行門まで戻ってきたら12時半。まーたここでも1時間半かかったね。とにかく苛酷なとこでした、奥千本。帰りはおとなしくばすに乗り、「竹林院前」まで。まいくろばすみたいなんが、時刻表無視で次から次にはしってるから、ここでもあんまり、時間は気にせんでええで。
「竹林院前」からはゆっくり参道を歩いた。「中千本」と言われてるあたり。おみやげものやさんやらお寺やら神社やらがずらーっと並んでて飽きない。ぶっちゃけ疲れ果てていたので、「吉野山駅」からろーぷうぇいに乗った。このへんが「下千本」と言われてるあたりになるんやろね。
以上、めっちゃながくなったけど初吉野れぽーと。結論として、どれだけ混んでいるにしても、1週間か10日はやく、吉野駅からはろーぷうぇいで吉野山駅まで行き竹林院あたりまでおさんぽ、というのが吉野のさくらをあんまり苛酷でないやり方でたのしむ方法やろな。ちなみに電波がよろしくなくてどらくえうぉーくは水分神社あたりであきらめた。たぶん2万歩ぐらいは歩いたと思うで。ねーちゃんみたいにいろいろ調べるのめんどうなひとは参考にしたってな。
ねっしんに復習するすらいむとほいちゃん。










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